小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
曇ってきましたね(笑)一体日比谷で何が起きているというのか・・・! 風雲急を告げている感じ?(ないない)
今日はおばの家に、眠狂四郎の感想を伝えにいくのです。眠カステラとせんべい持ってな(笑)
本当はさっさと帰るか、帰り際に日比谷行ってグッズだけ見たかったんですけど・・・ちょっと残業してPC直してます。最近、あったかくなってきたから不具合多くて・・・グループ会社2000台のPC相手にガチンコ勝負だぜ。
そんな橘を癒してくれるのは、今日もうちの可愛い子たちに違いない。
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ぱっと見金髪美人がイケメンふたりを引き連れているようにも見える、こちらのメンズグループ。
「・・・言うわけないって」
諦めムードどころか、最初からそんなことはありえないと分かりきっているキニアンは、まずは上から、と手近な店に引きずられながら呟いた。
「大丈夫、大丈夫。お兄ちゃん素直じゃないだけなんだから。ぽーっと見惚れさせることが出来たら勝ちだって」
カノンが自分に見惚れる?
ぽーっと?
菫の瞳をきらきらさせて?
薔薇色の頬を、もっと紅潮させて?
「・・・ないない」
言ってみて悲しくなったが、そんなことあるわけがない。
逆は割りといつものこと。
今日も、身体にぴったりとしたゴシック服がよく似合っていた。
白と黒、アクセントとして赤を使った服装は天使でこそないが、悪魔の王子か小悪魔の元締めといった感じだ。
身長はもともと低くはないけれど、爪先が大きく膨らんだ厚底靴を履いていた。
いつもより身長差がなくて、新鮮だったけれど、やはりいつものサイズが可愛いと思うのだ。
腕の中にすっぽり納まるサイズ。
細すぎず、丸みはないけれど質の良い筋肉で適度な弾力のある肌。
まだふっくらとした感じの残る頬に笑みが浮かぶと、もう、それだけで幸せだった。
「──アー君。頭の中身が顔にダダ漏れてるよ」
「──はっ!!」
珍しくやわらかな笑みを浮かべているキニアンに、きゃーきゃー騒いでいる女の子のなんと多いことか。
もちろん、ライアンやヴァンツァーを見ても同様の反応がもたらされているのだが。
「お兄ちゃん、可愛いもんねー」
「・・・・・・」
「今日の服って、どっちが作ったんですか?」
「デザインは俺。縫製はシェラ」
「あー、やっぱりなー。シェラさんのデザインする服だと、結構フェミニンな感じ出るからなー」
今日はちょっとアグレッシブだと思ったんだー、と頷くライアン。
双子の着る服は、大抵シェラかヴァンツァーが作ったものだ。
ヴァンツァーは主にデザインで縫製はシェラや職員に任せることが多かったが、ふたりとも可愛い子どもたちを着飾らせるのが何よりの楽しみだった。
「『可愛い』はシェラの担当なんでね」
「分担とかあるんですか?」
「多少はね」
「へぇ、じゃあパパさんは? 『かっこいい』?」
これに対し、ヴァンツァーは「いや」と答えた。
「──『かっこ可愛い』」
これには爆笑したライアンだ。
「なんだー。パパさんもお兄ちゃん可愛くするの好きなんだー」
「昔から、『可愛いのがいい!』って口癖みたいなものだからな」
「うわー、もうその発言が可愛い」
和気藹々と会話を弾ませている成人男子ふたりを横に、キニアンはぼーっと服を見るともなしに見ていた。
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仕事も話もキリがいいから帰ろうっと。
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