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小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
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高校の部活の友達と行って来ました。私を含めて3人なんですが、ひとりが来月出産で、子どもが生まれたらなかなか会えなくなるだろうから、と忘年会代わりに。展望の良いビルで、スカイツリー見えました。曇ってたのが少し残念ですが、喧騒を忘れられたのは嬉しかったですね。まぁ、私は半分愚痴ってしまっていたんですが(^^;)もう、色々溜まりすぎてて(笑)たまには、気心の知れた友人と、優雅にコース料理とか食べちゃう休日も必要ですよね。

ソナタとかライアンくらい、おおらかになりたいです。ほら、なんせ友人いわく「ソナタは、元気なときの久遠ちゃんだね。いつもはカノン」ですからね(笑)ちょっと元気がなくなると、ネガティヴ街道まっしぐらですよ(笑)

**********

カノンたちの申請は、無事に予餞会実行委員会に受理された。
あとは本番を待つばかり。

「服って、何着て踊るの?」

何気なく訊ねてきたシェラに、キニアンはこれまた何気なく笑顔を浮かべて言った。

「んー、動きやすいジャージとか──シェラ、作ってくれますか?」

菫色の瞳がきらきらと輝いたので、キニアンは『可愛いなぁ』と思って、思わずシェラの頭を撫でてしまった。
きょとん、とした顔をされたので、はっとして慌てて手を引っ込める。

「す、すみません! つい癖で・・・」
「癖って、カノンの頭をよく撫でてるってこと?」
「あ、はい・・・最初、ついついやっちゃったときは子どもにするみたいだって怒られるかと思ったんですけど、あいつ、すごく嬉しそうな顔するんで・・・」

それからは、言葉をかける代わりに頭を撫でることも多くなった。

「瞳がそっくりだったので、つい・・・カノンのつもりで」

困ったようにそう言えば、シェラは嬉しそうな笑みを浮かべた。

「ありがとう」
「え?」
「ヴァンツァーもね、子どもたちの頭をよく撫でるの。だから、カノンはアー君といると安心するんだと思う」
「安心、ですか?」
「うん。私も、アー君になら、カノンを任せても安心だと思ってる」
「シェラ・・・」
「頑張って、ちょーかっこ可愛いジャージ作るからね!!」

むんっ、と気合を入れている少女のような人に、キニアンは笑みを浮かべて「はい」と答えた。


+++++


そして、あっという間に本番3日前。

「や~ん、相変わらずシェラの服って可愛い~」

ジャージが可愛いってシェラ天才! と、まるっきり乙女のような反応をしているのは、ファロット家の長男である。
ベロアの黒地にピンクのライン、もちろん背中には【Lu:na】の売れ筋《Angelシリーズ》に必須の天使の羽。
背中の羽が隠れない程度のフード付きの上着は、フードから出た紐の先にラビットファーのポンポンがついている。
ファスナーの両サイドには、遠目には目立たないが黒のフリルがあしらわれていて可愛らしい。
これはカノン用の衣装である。
それを見て、一瞬「もしかして俺も天使?」と危惧したキニアンだったが、渡された衣装を見て別の意味で驚愕した。

「──かっけー・・・」

ため息のように呟いた彼の衣装は、白地に金のライン。
フードはなく、少し高めの襟がある。
左の胸元にはエムブレム、右の肩から胸元にかけて、小指の半分くらいの太さで細めに編まれた金の紐が何本か垂れている。
正面から見ると騎士服のような形だが、背中を見てキニアンは微笑した。

「・・・かーわい」

カノンの背には羽があったが、キニアンのそれにはゆるく波打つ2本の線──おそらく五線譜をイメージしたものだろう──と、金の音符が踊っていた。

「シェラの服って、可愛いよね!」
「かっこ可愛い服作るから、って言ってたからな」
「ぼくこれ気に入っちゃった」

嬉しそうな顔でジャージを抱きしめているカノンに、キニアンは頷いた。

「可愛い。きっと似合うよ」
「可愛いって・・・ぼくが? 服が?」

ちょっと拗ねたように唇を尖らせているカノンに、「両方」と言って頭を撫でてやるキニアン。
えへへ、とまた笑みを浮かべるカノンと、それを穏やかな瞳で見つめているキニアンを端から見ていたシェラは、傍らの男に言った。

「やっぱりアー君って、カノン誑しの才能あるよな」
「天然に勝るものはない」

大真面目な顔で言ってくる『誑し込みの専門家』に、シェラも真剣な顔をして頷いたのだった。


**********

あー、まだ書きたいけど、眠いので寝ます・・・続きはまた、朝か夜か・・・。
おやすみなさい。
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