小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
無駄なことなど何ひとつとして──ない。
私が『LIAR GAME』にハマったことにも、ちゃんと理由がある。これは、確実に未来に繋がっている!!
──とか言ってみる。
シーズン2、4回戦は3対3のチーム戦。直ちゃんと秋山とフクナガのチーム。フクナガは今までもさんざん直ちゃんのこと騙してきた人なんですけどね。頭キノコカットで、ちょくちょく秋山さんに「おい、キノコ」って呼ばれるの♪ でも、割りとデキる子なんです。
そして、3話の秋山さんかっこ良すぎてワロタ。今日イチの台詞は・・・
「可哀想になぁ・・・──お前は今、唯一のチャンスを逃したんだよ」
この台詞には、深い意味があるんですけどね。あ、あと、直ちゃんとフクナガにハブられて拗ねてたの可愛かったなぁ。とにもかくにも、秋山さん、あなたのおかげで光が見えた。ありがとう。
そういえば、シーズン2では秋山さん28歳にして帝都大学の教授に就任してました。前科あっても良いみたいです。うちの大学のセンセイたちは、26、7歳くらいで助教授というのは多かったですが、さすがに28歳で教授はいなかったなぁ。ちょっと彼の講義を聴いてみたいです。
私が『LIAR GAME』にハマったことにも、ちゃんと理由がある。これは、確実に未来に繋がっている!!
──とか言ってみる。
シーズン2、4回戦は3対3のチーム戦。直ちゃんと秋山とフクナガのチーム。フクナガは今までもさんざん直ちゃんのこと騙してきた人なんですけどね。頭キノコカットで、ちょくちょく秋山さんに「おい、キノコ」って呼ばれるの♪ でも、割りとデキる子なんです。
そして、3話の秋山さんかっこ良すぎてワロタ。今日イチの台詞は・・・
「可哀想になぁ・・・──お前は今、唯一のチャンスを逃したんだよ」
この台詞には、深い意味があるんですけどね。あ、あと、直ちゃんとフクナガにハブられて拗ねてたの可愛かったなぁ。とにもかくにも、秋山さん、あなたのおかげで光が見えた。ありがとう。
そういえば、シーズン2では秋山さん28歳にして帝都大学の教授に就任してました。前科あっても良いみたいです。うちの大学のセンセイたちは、26、7歳くらいで助教授というのは多かったですが、さすがに28歳で教授はいなかったなぁ。ちょっと彼の講義を聴いてみたいです。
**********
「・・・ッピ、シンセ、サイザき、みの・・・」
ちいさく口の中で歌を口ずさみながら身体を動かす青年。
振付の確認をしているというよりは、とにかく踊って身体に覚え込ませようとしているように見える。
かなり集中している青年は、室内に軽快な音楽が流れていることもあり、その超人的な聴力を以てしても背後から近づく存在に気づくことが出来なかった。
「すこして、れる、よな・・・」
「──そこ全力で照れる!!」
「──ぅえあっ?!」
突如すぐ耳元で聴こえた声に、びくぅぅぅっ! と派手な反応を返す長身。
運動のためだけではない異様な心拍数に思わず胸を押さえつつ、キニアンは背後を振り返った。
「──カ、カノン?」
何してんの? と瞠られた緑の瞳に、腰に手を当ててツン、と顎を逸らした女王様はもう一度言った。
「全力で照れてよ」
「・・・はい?」
「『少し照れるよな』って歌詞。せっかく頭掻いて照れてる振付なんだから、全力出してよ」
「・・・全力で照れるって、どんなだよ」
「アリス全然照れてないじゃん」
「これでも死ぬほど恥ずかしいんですが」
ぷくぅ、と頬を膨らませている己の伴侶──というよりは支配者に向けてため息を零し、軽く汗をかいていた青年は服の袖で額を拭った。
パタパタとシャツの襟元の引っ張って仰ぐが、気休め程度にしかならない。
バスケはやめても身体を鍛えることは続けていた青年なので運動すること自体は苦にならないのだが、慣れないジャンルの動きというものは身体に大きな負担を強いる。
あっちぃ、と呟きながらほんの少しだけ眉を顰めている男を見上げ、カノンはなんだかいやにドキドキしている自分に驚いていた。
額や頬、首筋を伝う汗や、袖を捲った血管や筋の浮く腕の精悍さ、相変わらず細身ではあるが、たとえば肩甲骨が作るシャツの皺や腰のライン。
裸だって見慣れているはずだというのに、何で服を着ている姿でこんなにドキドキしなければならないのか。
──理不尽だ。
そう思ったから、えい、と軽く脚を蹴ってやった。
「・・・何だよ」
「別に」
「何でもないのに、人を蹴っちゃいけません」
めっ、という風に、カノンの頬を両手で包んで上を向かせる。
少し真剣な若葉色の瞳に真っ直ぐ見つめられて、カノンは思わず怯んでしまった。
──な、なんだよ、これ! おかしいじゃないか!
アリスがかっこいいなんて嘘だっ! と狼狽したカノンは、「離せ、離せ」と言って男の手を払った。
「まぁ、別に何でもいいけど。──上行ってろよ」
「は? 何でよ」
「みんな上にいるんだろ?」
「だからって、何でぼくまで」
「いいから、行ってろ」
静かな口調でそう呟くと、曲をかけ直しに音響コーナーへ向かうキニアン。
何だその勝手な態度! と自分のことは棚に上げて腹を立てたカノンは、駆け寄って行ってやっぱり「えいっ」と脚を蹴ってやったのだった。
「──あのなぁ」
振り向いたそのままぐいっと手を引かれ、壁に押し付けられる格好になったカノン。
相手の高い身長のせいで、自分は天井からの光源の影になっている。
その陰影がまた、目の前の男の端正な容貌を引き立てているような気がして菫色の瞳を瞠った。
「文句があるなら口で言え」
何度も言ってるだろうが、と少し呆れた口調になる男に、カノンはぐっ、と眉を寄せた。
「う、煩い! アリスの馬鹿!」
「馬鹿でもいいけど。──で、何だよ」
「・・・何、って・・・?」
「言いたいことあるんだろ? 何だよ」
「・・・別に・・・」
「お前、嘘吐くとき絶対左下見るのな」
「──え?!」
そんなの知らない、と驚きに目を瞠るカノン。
対する青年は、そのきつめの視線を少し緩めた。
「──嘘だよ」
「っ──はぁぁぁぁ?!」
「ないよ、そんな癖」
「ちょっ、何なの?!」
アリスのくせに生意気なんですけど! ともがくカノン。
壁際に追い詰められているとはいえ、実はそこから抜け出すことは難しくない。
対峙する相手をこてんぱんに叩きのめす方法などいくらでも知っているカノンだ。
しかし、モゾモゾと身動きをするだけで逃げる気配はまるでない。
「──でも」
その言葉の決して弱くはない語気に、カノンの動きがぴたり、と止まった。
「・・・でも、何・・・?」
白状しろ、という風な視線を送るカノンに、キニアンはちょっと笑った。
「『構って欲しい』って、顔に書いてある」
「っ、な、何言って!」
「これはほんと。まぁ、何か今日は特別分かりやすいけど」
どうした? と、低くてやさしい声で訊ねられ、カノンはむぅぅぅ、と唇を尖らせた。
「べ・・・別に、何でも・・・」
「あっそ。じゃあ上行ってろよ」
「~~~~っ!!」
あーあ、と苦笑したキニアンだった。
「あのなぁ。俺は、別にお前のこと泣かせたいわけじゃないんだよ。──そんな泣きそうな顔するくらいなら、さっさと白状しろよ」
まったく、と嘆息してふわふわの銀髪を撫でてやる。
「・・・だって」
やがて、カノンはぽつりと呟いた。
**********
続く。
あら、こんな時間。いけない、いけない。何だか可愛いキニアンばっかり書いていたので、かっこいいキニアンが書きたくなった。最近、円高から円安に振れてきたし。タイムリー、タイムリー(コラ)
「・・・ッピ、シンセ、サイザき、みの・・・」
ちいさく口の中で歌を口ずさみながら身体を動かす青年。
振付の確認をしているというよりは、とにかく踊って身体に覚え込ませようとしているように見える。
かなり集中している青年は、室内に軽快な音楽が流れていることもあり、その超人的な聴力を以てしても背後から近づく存在に気づくことが出来なかった。
「すこして、れる、よな・・・」
「──そこ全力で照れる!!」
「──ぅえあっ?!」
突如すぐ耳元で聴こえた声に、びくぅぅぅっ! と派手な反応を返す長身。
運動のためだけではない異様な心拍数に思わず胸を押さえつつ、キニアンは背後を振り返った。
「──カ、カノン?」
何してんの? と瞠られた緑の瞳に、腰に手を当ててツン、と顎を逸らした女王様はもう一度言った。
「全力で照れてよ」
「・・・はい?」
「『少し照れるよな』って歌詞。せっかく頭掻いて照れてる振付なんだから、全力出してよ」
「・・・全力で照れるって、どんなだよ」
「アリス全然照れてないじゃん」
「これでも死ぬほど恥ずかしいんですが」
ぷくぅ、と頬を膨らませている己の伴侶──というよりは支配者に向けてため息を零し、軽く汗をかいていた青年は服の袖で額を拭った。
パタパタとシャツの襟元の引っ張って仰ぐが、気休め程度にしかならない。
バスケはやめても身体を鍛えることは続けていた青年なので運動すること自体は苦にならないのだが、慣れないジャンルの動きというものは身体に大きな負担を強いる。
あっちぃ、と呟きながらほんの少しだけ眉を顰めている男を見上げ、カノンはなんだかいやにドキドキしている自分に驚いていた。
額や頬、首筋を伝う汗や、袖を捲った血管や筋の浮く腕の精悍さ、相変わらず細身ではあるが、たとえば肩甲骨が作るシャツの皺や腰のライン。
裸だって見慣れているはずだというのに、何で服を着ている姿でこんなにドキドキしなければならないのか。
──理不尽だ。
そう思ったから、えい、と軽く脚を蹴ってやった。
「・・・何だよ」
「別に」
「何でもないのに、人を蹴っちゃいけません」
めっ、という風に、カノンの頬を両手で包んで上を向かせる。
少し真剣な若葉色の瞳に真っ直ぐ見つめられて、カノンは思わず怯んでしまった。
──な、なんだよ、これ! おかしいじゃないか!
アリスがかっこいいなんて嘘だっ! と狼狽したカノンは、「離せ、離せ」と言って男の手を払った。
「まぁ、別に何でもいいけど。──上行ってろよ」
「は? 何でよ」
「みんな上にいるんだろ?」
「だからって、何でぼくまで」
「いいから、行ってろ」
静かな口調でそう呟くと、曲をかけ直しに音響コーナーへ向かうキニアン。
何だその勝手な態度! と自分のことは棚に上げて腹を立てたカノンは、駆け寄って行ってやっぱり「えいっ」と脚を蹴ってやったのだった。
「──あのなぁ」
振り向いたそのままぐいっと手を引かれ、壁に押し付けられる格好になったカノン。
相手の高い身長のせいで、自分は天井からの光源の影になっている。
その陰影がまた、目の前の男の端正な容貌を引き立てているような気がして菫色の瞳を瞠った。
「文句があるなら口で言え」
何度も言ってるだろうが、と少し呆れた口調になる男に、カノンはぐっ、と眉を寄せた。
「う、煩い! アリスの馬鹿!」
「馬鹿でもいいけど。──で、何だよ」
「・・・何、って・・・?」
「言いたいことあるんだろ? 何だよ」
「・・・別に・・・」
「お前、嘘吐くとき絶対左下見るのな」
「──え?!」
そんなの知らない、と驚きに目を瞠るカノン。
対する青年は、そのきつめの視線を少し緩めた。
「──嘘だよ」
「っ──はぁぁぁぁ?!」
「ないよ、そんな癖」
「ちょっ、何なの?!」
アリスのくせに生意気なんですけど! ともがくカノン。
壁際に追い詰められているとはいえ、実はそこから抜け出すことは難しくない。
対峙する相手をこてんぱんに叩きのめす方法などいくらでも知っているカノンだ。
しかし、モゾモゾと身動きをするだけで逃げる気配はまるでない。
「──でも」
その言葉の決して弱くはない語気に、カノンの動きがぴたり、と止まった。
「・・・でも、何・・・?」
白状しろ、という風な視線を送るカノンに、キニアンはちょっと笑った。
「『構って欲しい』って、顔に書いてある」
「っ、な、何言って!」
「これはほんと。まぁ、何か今日は特別分かりやすいけど」
どうした? と、低くてやさしい声で訊ねられ、カノンはむぅぅぅ、と唇を尖らせた。
「べ・・・別に、何でも・・・」
「あっそ。じゃあ上行ってろよ」
「~~~~っ!!」
あーあ、と苦笑したキニアンだった。
「あのなぁ。俺は、別にお前のこと泣かせたいわけじゃないんだよ。──そんな泣きそうな顔するくらいなら、さっさと白状しろよ」
まったく、と嘆息してふわふわの銀髪を撫でてやる。
「・・・だって」
やがて、カノンはぽつりと呟いた。
**********
続く。
あら、こんな時間。いけない、いけない。何だか可愛いキニアンばっかり書いていたので、かっこいいキニアンが書きたくなった。最近、円高から円安に振れてきたし。タイムリー、タイムリー(コラ)
PR
この記事にコメントする