小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
最近神々の描かれた絵を見ているのですが、まー、巧いし笑えるし(笑)
昨日は主にディシディア。割と家族パロって多いんですけど、まさか10人全員が兄弟だなんて(笑)長男ライトさんと次男セシルのスーツ姿にもー、もー。相変わらず勝てる気がしねぇコンビです(笑)5歳のティナと生まれたてたまちゃんが、もー、もー。らぶりぃ。
ちょっと笑ったネタがあるので、うちの子でやってみましょ。
昨日は主にディシディア。割と家族パロって多いんですけど、まさか10人全員が兄弟だなんて(笑)長男ライトさんと次男セシルのスーツ姿にもー、もー。相変わらず勝てる気がしねぇコンビです(笑)5歳のティナと生まれたてたまちゃんが、もー、もー。らぶりぃ。
ちょっと笑ったネタがあるので、うちの子でやってみましょ。
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ようやく気候が秋らしくなってきたとある日曜日。
久しぶりに遊びにきたリィとルウにお茶を振る舞い談笑するシェラ。
「黒いのは?」
「子どもたちと、家の周りをお散歩です」
「わぁ、すっかりパパだね」
幼稚園に通っている元気いっぱいの双子に引っ張られるようにして外に出て行った男の姿を思い出して、シェラはちいさく笑った。
「黒いの、休みの日は専ら主夫してるのか?」
「休日くらい休め、と言っているんですが・・・」
「『お前の方こそ休め』って言われちゃうわけだ」
「はい」
困ったように微笑むシェラ。
「いい旦那さんじゃない」
「・・・とても、ありがたいな、と思っています」
まだ自分たちの関係が信じられないでいるのか、シェラは視線を落とした。
リィとルウは顔を見合わせた。
「普段も早く帰ってくるの?」
「えぇ。最近は」
「──最近?」
首を傾げるリィに、シェラはくすくすと笑いながら話してやった。
シェラが妊娠・出産してからはかなり早く仕事を切り上げるようになってきたヴァンツァーだったが、それでも忙しい時期というものはある。
子どもたちも成長してきて手がかからなくなってくると、徐々に仕事と家庭の割合が仕事に傾くようになった。
「少し前まで、帰りが遅くて。といっても、日付が変わる前には帰ってくるので、昔に比べたらだいぶマシにはなったのですが」
「じゃあ、双子ちゃんたちにはあまり会えなかったんじゃない」
「そこなんです」
もう、笑い出したくて仕方ない、という感じの表情になったシェラに、金黒天使は興味津々といった感じで身を乗り出した。
「帰りが遅いので、顔を合わせるのは朝くらいしかなかったんです。あいつも、それが分かっているからその時間は大事にしていて。必ず、『行ってきます』って子どもたちにキスをして出て行くんですけど・・・」
言ってる傍から笑い出しそうになるシェラ。
「そんなあいつに、子どもたちはにっこり笑って手を振るんです」
──またあしたね、パパ!!
「「・・・・・・」」
絶句しているリィとルウに、「もう、そのときのあいつの顔がおかしくて」と脇腹を押さえているシェラ。
「この世の終わりが来た、みたいな顔してました」
「そりゃあ・・・」
「何と言うか・・・さすがに気の毒だよね・・・」
「だから、あいつが暗黒背負って出社したあと、子どもたちに言ってやったんです。今度から、『早く帰ってきてね』にしなさいって。もう、それから絶対夕飯までに帰ってくるようになりました」
「子どもの力は偉大だね」
「はい。私が何を言っても聞かないのに、子どもたちが言えば一発なんだな、と」
おや、と思ったリィである。
「悔しかったりしたのか?」
「いいえ」
あっけらかん、と否定するシェラ。
「その手があったのか、と気付かされました。それからは、何か訴えたいことがあるときは、子どもたちに代弁してもらいました」
「しっかりしてる」
苦笑するリィ。
もしかすると、幼稚園児に説教されるヴァンツァーの姿が浮かんだのかも知れない。
「でも、幸せそうだね」
慈愛に満ちた表情を浮かべるルウに、シェラは聖母の笑みを返した。
「えぇ、とても」
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シェラが幸せならそれでいい。
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