小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
デュオデシム。いやもー、『012』が終わってから、正直ディシディアでやったシナリオをなぞる『013』は、作業ですよ、作業。シナリオ知ってるし、ワールドマップなくていいし。まぁ、いかに低いレベルで強い敵を倒すか、っていう戦いの工夫が必要になっているから、それは面白いですけどね。しかし、私はレポートを入手するためだけに『013』やってます。
ようやく・・・ようやく今日開いたレポートでラグナとスコールが会話した・・・!(感涙)ラグナがやたら大人の男でビビる(笑)あぁ、これがカリスマか・・・と思わされるような場面がたくさんあります。いい意味で緊張感をぶち壊してくれます。深刻な場面でも、肩の力が抜けるような・・・狙ってるのか狙ってないのか、何も考えてない顔できっと全部分かってるんだろうな、この人は、と思いながらムービー見てました。いつもおどけてるのに、ふと真剣な表情や、寂しさ、自虐に近い感情を垣間見せられると、どきっとしてしまう。モテるだろうな、この男、と思うわけです(笑)包容力がありながら、少年っぽさもある。決して説教臭くなく、笑って、さらっと大事なことを口にする。
・・・スコール、あんたのパパ、イイ男だよ。いや、ちょっとウザいくらい賑やかで、場を引っかき回しすぎだけどね(笑)スコールも、失う怖さから人を遠ざけますが、きっと父親譲りなのでしょう、自然と人を惹きつける子です。願わくば、このふたりが元の世界で幸せに暮らしていますように。あ、ティーダとジェクトもね。ジェクトは不器用だよなー。彼もすごい息子思いの父親なんですけど、まー、不器用(笑)FF10親子も大好きです。
調子に乗って描いてみた。スコールだと言い張る。ピアス忘れた、と思って慌てて描き足したが、グリーヴァのネックレスも忘れた。最近、絵が描きたくて描きたくて仕方ないです。でも、描きたい欲求とは真逆に、気に入る絵が描けない描けない・・・。
これは、会社から持ってきたペンタブ(Intuos3)と付属でついてたコミックスタジオってソフトで描きました。コミスタってすごいのね。ペン入れ出来るのね! いや、そういうソフトだから当たり前なんだけど、わざわざペンとインク用意しなくてもペン入れ出来るっていいなー、と。
何度も描き直せるのがいい。紙無駄にしないし(笑)でも、ペン入れってほとんどしないから、力加減と線の引き方が分からん・・・首から上と服の力の入り方が違うのは、力尽きたからです。ものっそいデッサン狂ってるんですけどね。気にしない、気にしない。絵は好きなんだけど、持続しないなぁ・・・。
しかも、だいぶ幼くなった・・・17歳には見えないなぁ・・・中学生くらい。どこかで見たことある顔なんだよなー。決してスコールではなく(笑)ペンタブでガリガリ描くのは楽しかった。自分でIntuos4買おうかなぁ・・・高いけど。
こんだけ無愛想で、ちょーツンデレな、自分は獅子だと言い張るにゃんこスコールが大好きです。もう、総受けにしか見えない(コラ)
さて、そんなFF8親子の会話。
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「あいつの尻尾さ、引っ張ったら怒ってんだよ。本物なんだ、あれ!」
面白いやつらがたくさんいるよな~、と笑うラグナに、スコールは思わず瞠目した。
──・・・引っ張ったのか・・・。
ラグナが言っているのは、ジタンのことだ。
姿は人間なのだが、彼には尻尾が生えている。
ちいさい身体で縦横無尽に空を駆けまわり、目にも留まらぬ速さで攻撃を仕掛ける少年だ。
枝や棒に尻尾を引っ掛け、敵からの攻撃を避けたり、反動を活かして向かっていったりもする。
確かに、尻尾の生えていない人間しかいない世界から来たとなれば、ジタンのような存在は珍しいのかも知れない。
しかし、思ってもやらないだろう、普通・・・と心の中で呟くスコール。
あんぐり、と口を開けてしまいそうだ。
そんなスコールにはお構いなしに、ラグナは話し続ける。
「普通に過ごしてたら、絶対会えなかったヤツらだよな。今のうちに色んな話しておかなきゃ損だ。──そう、『みきき』を広めるんだ!」
得意気な顔で、うんうん頷いて笑う男。
動きにつられて、さらり、と長く伸ばした黒髪が揺れる。
スコールは首を傾げた。
──・・・『みきき』・・・?
何だそれは、と考えてはっとする。
──まさか、『見聞』のことか・・・?
どんな読み違えだ、と唖然とする。
スコールは、実技も学科も、非常に優秀な学生だった。
魔女に対抗する傭兵・SeeDを育成する『ガーデン』の優秀な生徒だった彼は、見事SeeD試験に合格し、魔女・アルティミシアと戦った。
元の世界のことも、魔女を倒すために一緒に戦った仲間のこともほとんど覚えていないスコールだったが、身につけた知識や体術はそうそうのことでは忘れない。
先ほど、ラグナが同じく仲間であるフリオニールに、道に落ちていた薔薇を『のばら』だと言って渡していたときも、思わず「それはただの薔薇だろうがっ!」とツッコミそうになった。
薔薇とのばらがまったく違う植物であることを、知識としてい知っているということだ。
外にある薔薇だから『のばら』という無茶苦茶な話を、しかし純粋なフリオニールは信じてしまった。
そして、懐かしい響きがする、と言って、大事そうにその『のばら』をしまったのだ。
すごいというか、何と言うか。
フリオニールが仲間を盲目的に信用していることもあるのだが、このラグナという男の言葉には、何か不思議な力がある。
言っていることもやっていることもめちゃくちゃなのだが、自然とそれに人がついていくのだ。
「・・・・・・」
また何かを思い出しそうになったが、ラグナが話しかけてきて思考が途切れた。
「ま、お前ともそうだけどな。・・・しっかし、またお前は口数少ないよなぁ。それじゃ友達出来ないぞ?」
スコールは、少しむっとした表情になった。
「ここは戦場だろう。無駄話をする必要などない」
微かに視線を落とす。
アイスブルーの瞳に、影が差す。
「友を作ったところで、いずれ皆、元の世界に帰るんだ」
厳しい、けれどどこか寂しげな口調。
ラグナはスコールの言葉に肩をすくめた。
「何だよそれ。お前、見かけによらず中身が幼いなー」
呆れたような口調に、スコールは眉を寄せた。
きつい美貌が、より険しくなる。
「別れる運命だ。仲良くしたって辛いだけ──って?」
芝居がかった口調で胸に手を当てて語るラグナ。
──誰がそこまで言った?
ふつふつと込み上げてくるものがあるのだろうスコール。
その表情は、他の仲間といるときとは違ってくるくるとよく変わる。
目を瞠ったり、眉をしかめたり──ふと、視線を落としたり。
本人に自覚があるのかどうかはともかく、ラグナと話しているスコールは年相応に見える。
「いいか? もしオレたちが同じ世界で生きてたって、別れは絶対に来るんだ。怖がるだけ無駄だぜ?」
ラグナの碧眼が、真っ直ぐにスコールを見つめる。
「ものすごーく好きな人がいても、いつか別れは来る。ゆっくり言葉並べて、別れられるとも限らない」
どこか、寂しさの滲む声。
スコールは思わず顔を逸らした。
ラグナはそういう経験をしたことがあるのだろうか。
元の世界の記憶は、お互いほとんどない。
けれど、何も思い出せないわけじゃない。
時々、知らないはずの面影や景色に記憶を刺激され、胸が痛むことだってある。
「・・・・・」
何かを思い出しそうになり、けれどそれを振り払うようにスコールは目を閉じた。
「でもな、それまでの間は、一緒にいるわけだろ?」
ラグナの声に、はっとして顔を上げる。
「別れる一瞬より、ずっと長くて楽しい時間じゃねぇか」
「・・・・・・」
「つまり、いつか別れるからこそ、だ」
ラグナは、まるで演説でもするように熱く語る。
「今のうちに、わいわい騒いどくべきなんだって!」
結局言いたいのはそれか、と嘆息するスコール。
「ってなわけでさ、仲良くやろうぜ~?」
あっははは、と笑いながら、先に行ってしまった仲間の元へと歩いていくラグナ。
スコールは胸中で呟いた。
──・・・本当に、変なヤツ・・・。
**********
きみのパパンだよ。
一見、スコールの方がもの静かで大人な雰囲気なんだけど、やっぱりパパはパパなんだよね。
スコールは、冷静に見えても熱くなりやすい。それを、優等生な皮で被ってるだけ。
パパは、賑やかで、人当たりが良くて、何でも楽しむ性格だけど、でもそれって、実は合理的な考えなんじゃないかなー、と思ったり。いざとなったときに一番冷静で、冷徹にもなれるのは、パパみたいな人なんだよね。じゃなきゃ、大統領なんて出来ないし。
あー、8親子、大好きだー。
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