小ネタや更新記録など。妄想の赴くままに・・・
小ネタ更新だね、こりゃ。引越しが完了し、明日から新しい家からの出勤です。寝坊しないように、それだけ気をつけよう。うん。今までより10分くらいゆっくり家を出られます。というか、始業時間に間に合うだけでいいなら、あと30分はゆっくりできます(笑)でも、朝慌てるのも嫌だし、満員電車も嫌。だったら早く起きて空いてる電車に乗って寝ていく。せめて通勤のストレスだけでも減らさねば・・・。
しかし、この家は居心地が良いですね。全然片付いてませんが(笑)隙間風がないだけでも嬉しいです(笑)マンションは、冬あったかいからいいよなぁ。来年の夏までエアコン買わないで済みそうです。
ボーナスは、色んなもの買っちゃう気がするなぁ・・・この引越しでも、たくさん買ってしまった。お金はない。明日給料入るまで全財産500円だけど、でもなんか幸せ(笑)今日は新米炊いて、秋刀魚焼いて、納豆ご飯食べて、トマトのスープ作って。美味しい1日でした(コラ)
私が幸せなら、きっとカノキニだって幸せになるはず!! ま、とりあえずキニアンの受難生活は続くけどな(コラ)
しかし、この家は居心地が良いですね。全然片付いてませんが(笑)隙間風がないだけでも嬉しいです(笑)マンションは、冬あったかいからいいよなぁ。来年の夏までエアコン買わないで済みそうです。
ボーナスは、色んなもの買っちゃう気がするなぁ・・・この引越しでも、たくさん買ってしまった。お金はない。明日給料入るまで全財産500円だけど、でもなんか幸せ(笑)今日は新米炊いて、秋刀魚焼いて、納豆ご飯食べて、トマトのスープ作って。美味しい1日でした(コラ)
私が幸せなら、きっとカノキニだって幸せになるはず!! ま、とりあえずキニアンの受難生活は続くけどな(コラ)
**********
『──はい』
授業が終わり、アパートに帰って電話を掛けてみた。
意外と早く出てくれて、ほっとしたのはいいけれど、何と言えばいいのか分からなくなってしまった。
『アリス?』
「あー・・・元気?」
馬鹿か、と自分が情けなくなったが、言ってしまったものは仕方ない。
『うん、まぁ』
「忙しいみたいだな」
『そうだね』
「・・・・・・」
別に、機嫌が悪そうな声じゃない。
電話にも出てくれた。
それなら、きっと嫌われているわけではないのだろう。
『アリス? 何か用事?』
「いや・・・その・・・」
言葉が続かない。
怪訝そうに名前を呼ばれ、『ええいっ』と心を固めて話を切り出した。
「次の土日って、会えないか?」
『来月の2週目まで平日も週末も無理』
「──・・・あ、そう、なんだ・・・じゃあ、それ以降なら平気なのか?」
『今のところ』
「そっか・・・」
何だか拍子抜けするほどあっさり断られて、自分が落ち込んでいるのかどうかすら分からなくなった。
『ごめん。ぼく、これからちょっと予定あるから』
「え? あ、あぁ・・・うん。悪かった」
『じゃあね』
プツリ、とそこで電話が切れた。
「・・・予定」
どんな予定なんだろう、とか、誰かと会うんだろうか、とか。
もやもやしたものが腹の中いっぱいに溜まっていって、思わず頭を抱えた。
──・・・かっこ悪ぃ・・・。
頭の中で、何度も話す内容をシミュレートしたというのに。
声を聴いたらそれだけで舞い上がってしまって、嬉しくて、何も言えなくなってしまった。
「・・・ちょっと、疲れてた・・・かな」
耳には自信がある。
機械を通していようと、そんなものは大した障害ではない。
いつもよりほんの少しトーンが低くて、掠れた声だった。
喉を痛めているわけではないだろうから、寝不足か、疲労が溜まっている証拠だ。
「悪いことしたなぁ・・・」
本当に忙しいのだろう。
もしかすると、何か邪魔をしてしまったのかも知れない。
「やっぱり掛けなきゃ良かった」
はぁ、と深くため息を吐くが、後悔したところであとの祭りだ。
ごろっとベッドに横になり、ぼんやりと天井を見上げる。
銀色の髪と菫の瞳の、微笑めば天使のような美貌が現れる。
手を伸ばしても、届くわけもなく。
急速に離れていく面影。
「・・・やば・・・」
衝動といってもいいほど、触れたいと思った。
やわらかな髪に。
滑らかな頬に。
ふわふわとしたマシュマロのような唇に。
たまらなく、口づけたかった。
「あー・・・もう・・・」
くしゃり、と髪を掴んでも、一度覚えた渇望はそうそう容易く消えてはくれない。
カノンは何かに必死に取り掛かっているというのに、自分は愚かな欲求を覚えている。
自身を慰める気にもならず、キニアンはまんじりともせずに夜を過ごした。
***
「うーわー・・・すぅごいクマ」
「男前が台無しだな、アル」
気の毒そうな声で口許を押さえているのはアシュリー。
面白がる声でキニアンの肩に腕を回したのは、ヴィオラ専攻のケビンだ。
「マエストロの喝が効いてるのか?」
「違うのよ。恋人にフラれそうなんですって」
「あぁ。そりゃ寝てる場合じゃねぇな」
「・・・お前ら、他人事だと思って」
「「だって他人だし」」
「・・・・・・」
きっちりと声を揃えての台詞に、キニアンはテーブルに突っ伏した。
友情とはかくも儚いものか、と思ってしまう瞬間である。
「次のマエストロの授業には出るでしょう? ってゆーか、出てくれないと3重奏にならないのよ」
「・・・心配するのはそっちかよ」
「当たり前じゃない。あなたのチェロが一番弾きやすいんだから」
「あぁ、それは俺も思う」
「でしょう? 何ていうか、妙な癖がないのよね」
「そーそー。でしゃばらないっていうか」
「そのくせ、しっかり支えてくれるのよ」
「悔しいけど、いい音出すよな」
「・・・お前たち・・・」
どうやら慰めてくれているらしい友人たちに、うっかり涙目になる青年。
「──で? もうフラれたの?」
「・・・・・・」
グサリ、と突き刺さるアシュリーの言葉に、キニアンは精一杯の虚勢でもって言ってやった。
「・・・来月になれば会えるよ」
「あら。命拾いしたのね」
「昨日電話したら、すごい疲れてる声でさ・・・ほんとに、忙しいんだと思うんだ」
「どこに通ってるんだったっけ?」
「・・・イル・ヴァーレ」
「「──はぁぁああ?」」
驚きを通り越して素っ頓狂な声を上げる音楽家の卵たち。
ケビンはあんぐりと口を開けている。
「・・・また、おっそろしく頭がいいところに。あそこの入試、司法試験より難しいって聞いたことあるぞ」
「実際、頭がいいって表現が申し訳ないくらいだよ。一度見聞きしたことは忘れないんだと」
「よく相手にしてもらえたわね」
「俺もそう思う」
「はぁ~。すげー才女だな」
「女じゃないぞ」
「「──え?」」
当然のような顔で爆弾発言をする友人に、アシュリーとケビンはぽかん、とした表情になった。
「女じゃないって・・・じゃあ、男?」
「あぁ」
「あぁ・・・って・・・あなたの恋人って、男なの?」
「そうだけど? あれ、言ってなかったっけ?」
「「・・・・・・」」
思わず顔を見合わせた友人たちに、キニアンは苦笑した。
「なに。幻滅した?」
気色悪いと思われても仕方ないのかも知れない。
だが、カノンが男なのも、自分が彼に惚れ込んでいるのも、また可愛くて仕方ないのも、事実なのだ。
「「──なぁ~んだ」」
しかし、キニアンの予想に反して友人たちは気の抜けた声を上げた。
「俺、こいつが女に入れあげてる姿って想像つかなかったんだよな」
「あたしも」
「ってゆーか、この愛想のなさで女の子の前でデレてるところとか、見たくないし」
「そうなの! どうしても彼女のご機嫌取りしてるっていうのが腑に落ちなかったのよね」
「「男なら納得」」
何がどう納得できたのか詳しく聞きたいところである。
「だからね、つまり」
アシュリーが何か言いかけたところで、キニアンの携帯が鳴った。
「悪い」と友人たちに断って電話に出る。
「──はい・・・えぇ、平気ですよ。どうかしたんですか? え? あぁ・・・すごく嬉しいんですけど、俺、たぶん出禁なので・・・」
情けなく眉を下げて苦笑する。
「来月の2週目まではダメって言われてて・・・えぇ。すみません」
電話だというのに、律儀にもぺこり、と頭を下げる。
「──あ、はい。是非。楽しみにしています。それじゃ」
電話を切ったキニアンの前には、三日ぶりの食料にありついた遭難者のような顔をした友人ふたりがいたのだった。
**********
・・・まだ続くのか、これ。あそこを書きたいんだよ。どうしてこう前フリが長いんだ、おまいの話は。
だから、こういうのを拍手かNOVELに持っていけばいいんだよ。どれだけ更新してないと思ってるんだ、おまい・・・。
こんなところでばかり書いていて、申し訳ありません。そのうち、諸々サイトに移すと思うので・・・。はい。
あ、デー輔のエキシビは『アメリ』でしたね。試合のときとはまったく違う表情。ほわん、とどこか浮世離れした、物憂げな表情。表現者だなぁ、と思う瞬間です。ランビの振り付け~。
私、思うんですけど、真央たんのスケーティングって音がいらなんですよね。もちろん、音楽があることで世界が広がるんですけど、彼女のスケーティングは音楽そのものなので、音がなくても音が聴こえる気がするんです。ただただ、切ないくらいに美しい。
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